SEP 12.1 for Macintosh 管理外クライアントがウイルス定義ファイルをダウンロードできない

Symantec Endpoint Protection (SEP) 12.1 for Macintosh 管理外クライアントをインストールした。OS のネットワーク設定ではプロキシサーバーを使用するように設定しているが、LiveUpdate を実行してもウイルス定義ファイルをダウンロードできない

LiveUpdate を実行すると、「更新エラー 更新を実行するときにエラーがありました」というエラーが発生する。

Symantec AntiVirus Corporate Edition (SAVCE) 10 for Macintosh, SEP 11 for Macintosh では OS のプロキシサーバーの設定を自動で参照していましたが、SEP 12.1 for Macintosh では OS のプロキシサーバーの設定を参照しないように、仕様が変更されました。

以下にご案内する手順にて、LiveUpdate の設定ファイルにプロキシサーバーの情報を追加することで、プロキシサーバー経由で LiveUpdate を実行することが可能になります。

liveupdate.conf にプロキシサーバーの設定を追加する：

1. 通常の管理者アカウントでログインします。
2. Finder を開きます。
3. Finder メニューで [移動] - [フォルダへ移動] を選択し、フォルダの場所欄に /etc と入力して [移動] を選択します。
4. /etc フォルダ内の liveupdate.conf ファイルをデスクトップにドラッグします。
5. 「～このコンピュータの管理者の名前とパスワードを入力しなければならない場合があります」というダイアログが表示されたら [続ける] を選択します。
6. パスワードを入力して OK を選択します。
7. デスクトップにある liveupdate.conf をテキストエディットで開きます。
8. ファイルの最後に下記を追記します。
   proxy=[proxy.yourcompany:port]
   
   プロキシ認証にユーザー名とパスワードが必要であれば、下記もあわせて追記します。
   
   proxyusername=[MyCompany_user_name]
   proxypassword=[MyCompany_user_password]
   
   例：
   proxy=127.0.0.1:8080
   
   proxyusername=administrator
   proxypassword=P455W0rd!
    
9. ファイルを上書き保存してテキストエディットを閉じます。
10. デスクトップ上の liveupdate.conf を Finder の etc フォルダにドラッグします。
11. ["etc" を変更できないため、項目"liveupdate.conf"を移動できません] というダイアログで [認証] を選択します。
12. 新しい項目で置き換えますか、というダイアログで [置き換える] を選択し、パスワードを入力します。
13. etc フォルダ内の liveupdate.conf をテキストエディットで開き、手順 8 で追加したプロキシの行が存在することを確認します。
14. LiveUpdate を実行してウイルス定義ファイルをダウンロード・更新できないかどうか確認します。

なお管理クライアントの場合は、LiveUpdate を実行する際に使用するプロキシサーバーの設定をポリシーで一括して設定することが可能です。管理クライアントとして運用されることもあわせてご検討ください。

SEPM コンソールのグループのポリシー設定より、[場所に依存しないポリシーと設定] 以下の [外部通信の設定] - [プロキシサーバー (Mac)] タブ内の [カスタムプロキシ設定を使う] にプロキシ設定を入力いただくことで、各管理クライアントに LiveUpdate のプロキシ設定が行えます。

Applies To

SEP 12.1 for Macintosh 管理外クライアントをインストールしている。

インターネットに接続するためにはプロキシサーバーを使用する必要があり、OS のネットワーク設定でプロキシサーバーの設定を行っている。

この情報の使用条件については、法的通知を参照してください。