一般に、Symantec Endpoint Protection Manager と Symantec Endpoint Protection クライアントのシステム必要条件は、それらのクライアントがサポートされるオペレーティングシステムのシステム必要条件と同じものが適用されます。
注意: Symantec Endpoint Protection 14.0.1 以降のクライアントは、Symantec Endpoint Protection Manager 14.0.1 以降を使用して管理する必要があります。Symantec Endpoint Protection Manager 14/14 MP1/14 MP2 は、バージョン 14.0.1 以降を正しく管理できません。
Symantec Endpoint Protection Manager のシステム要件
次の表に、Symantec Endpoint Protection Manager のソフトウェア面とハードウェア面の必要条件を示します。
ソフトウェア
コンポーネント |
要件 |
オペレーティングシステム |
- Windows Server 2008 (64 ビット)
- Windows Server 2008 R2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2016
- Windows Server 2019
注意: |
デスクトップオペレーティングシステムはサポートされません。 Windows Server Core エディションはサポートされません。Windows Server Core は Symantec Endpoint Protection Manager が動作するために必要な Internet Explorer を搭載していません。 |
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Web ブラウザ |
次のブラウザは、Symantec Endpoint Protection Manager に Web コンソールでアクセスする場合や、Symantec Endpoint Protection Manager のヘルプを表示する場合に使用できます。
- Microsoft Edge
注: 32 ビット版の Windows 10 は、Edge ブラウザ上での Web コンソールアクセスをサポートしません。
- Microsoft Internet Explorer 11
- Mozilla Firefox 5.x から 57.x
- Google Chrome 63.x
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データベース |
Symantec Endpoint Protection Manager にはデータベースが組み込まれています。代わりに、Microsoft SQL Server の次のいずれかのバージョンのデータベースを使うこともできます。
- SQL Server 2008、SP4
- SQL Server 2008 R2、SP3
- SQL Server 2012、RTM - SP4
- SQL Server 2014、RTM - SP2
- SQL Server 2016、RTM、SP1
- SQL Server 2017、RTM
注意: |
SQL Server Express エディションのデータベースはサポートされません。 14.0.1 MP2 で、Amazon RDS でホストされる SQL Server データベースをサポートします。 |
注意: |
Symantec Endpoint Protection が SQL Server データベースを使用し、環境で TLS 1.2 のみが使用されている場合、SQL Server が TLS 1.2 をサポートしていることを確認してください。SQL Server にパッチをあてる必要があります。詳しくは次を参照してください。 TLS 1.2 support for Microsoft SQL Server この推奨事項は SQL Server 2008、2012、2014 に適用されます。SQL Server パッチが TLS 1.2 をサポートしていない場合、Symantec Endpoint Protection 12.1 から 14 にアップグレードするときに問題が発生する可能性があります。 |
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ハードウェア
コンポーネント |
要件 |
CPU |
Intel Pentium デュアルコアまたは同等以上 (8 コア以上を推奨)
注意: |
Intel Itanium IA-64 プロセッサはサポートされません。 |
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物理 RAM |
2 GB 以上の RAM 空き容量 (8 GB 以上を推奨)
注意: |
Symantec Endpoint Protection Manager サーバーは、すでにインストールされている他のアプリケーションの RAM 要件によっては、追加の RAM を必要とすることがあります。 たとえば、Symantec Endpoint Protection Manager サーバーに Microsoft SQL Server がインストールされている場合、サーバーには少なくとも 8 GB の空き容量が必要です。 |
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ディスプレイ |
1024 x 768 以上 |
ハードディスクドライブ (システムドライブにインストールする場合) |
埋め込みデータベースまたはローカル SQL Server データベースを使う場合:
- 管理サーバーとデータベース用に最小 40 GB 利用可能であること (200 GB を推奨)
リモート SQL Server データベースを使用する場合:
- 管理サーバー用に 40 GB 以上の空き容量が必要 (100 GB を推奨)
- データベースのリモートサーバー用に追加のディスク空き容量が必要
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ハードディスクドライブ (代替ドライブにインストールする場合) |
埋め込みデータベースまたはローカル SQL Server データベースを使う場合:
- システムドライブには 15 GB 以上の空き容量が必要 (100 GB を推奨)
- インストールドライブには 25 GB 以上の空き容量が必要 (100 GB を推奨)
リモート SQL Server データベースを使用する場合:
- システムドライブには 15 GB 以上の空き容量が必要 (100 GB を推奨)
- インストールドライブには 25 GB 以上の空き容量が必要 (100 GB を推奨)
- データベースのリモートサーバー用に追加のディスク空き容量が必要
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注意: |
SQL Server データベースを使用する場合は、利用可能なディスク容量を追加しなければならないことがあります。追加で必要となる空き容量のサイズと場所は、SQL Server で使うドライブ、データベース保守の要件、その他のデータベースの設定によって異なります。 |
Symantec Endpoint Protection for Windows クライアントのシステム要件
ソフトウェア
コンポーネント |
要件 |
オペレーティングシステム (デスクトップ) |
- Windows Vista (32 ビット、64 ビット)
- Windows 7 (32 ビット、64 ビット、RTM、SP1)
- Windows Embedded 7 Standard、POSReady、Enterprise (32 ビット、64 ビット)
- Windows 8 (32 ビット、64 ビット)
- Windows Embedded 8 Standard (32 ビット、64 ビット)
- Windows To Go を含む Windows 8.1 (32 ビット、64 ビット)
- Windows 8.1 (2014 年 4 月更新) (32 ビット、64 ビット)
- Windows 8.1 (2014 年 8 月更新) (32 ビット、64 ビット)
- Windows Embedded 8.1 Pro、Industry Pro、Industry Enterprise (32 ビット、64 ビット)
- Windows 10 Enterprise 2015 LTSB を含む Windows 10 (バージョン 1507) (32 ビット、64 ビット)
- Windows 10 November Update (バージョン 1511) (32 ビット、64 ビット)
- Windows 10 Enterprise 2016 LTSB を含む Windows 10 Anniversary Update (バージョン 1607) (32 ビット、64 ビット)
- Windows 10 Creators Update (バージョン 1703) (32 ビット、64 ビット)
- Windows 10 Fall Creators Update (バージョン 1709) (32 ビット、64 ビット)
- Windows 10 April 2018 Update (バージョン 1803) (32 ビット、64 ビット)
- Windows 10 October 2018 Update (バージョン1809) (32ビット、64ビット)、Windows 10 Enterprise 2018 LTSC を含む
(基本的な互換性。大文字と小文字の区別を除くすべての Windows 機能を完全にサポートします。大文字と小文字の区別のサポートは Symantec Endpoint Protection 14.2 MP1 で追加されました。)
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オペレーティングシステム (サーバー) |
- Windows Server 2008 (32 ビット、64 ビット、RTM、R2、SP1、SP2)
- Windows Small Business Server 2008 (64 ビット)
- Windows Essential Business Server 2008 (64 ビット)
- Windows Small Business Server 2011 (64 ビット)
- Windows Server 2012
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2012 R2 (2014 年 4 月更新)
- Windows Server 2012 R2 (2014 年 8 月更新)
- Windows Server 2016
- Windows Server 2019
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ブラウザの侵入防止 |
ブラウザの侵入防止のサポートはクライアント侵入検知システム (CIDS) エンジンのバージョンに基づきます。 詳しくは、「Symantec Endpoint Protection のブラウザの侵入防止がサポートするブラウザのバージョン」を参照してください。 |
ハードウェア
コンポーネント |
要件 |
CPU |
- 32 ビット CPU: 2 GHz Intel Pentium III または同等以上 (Intel Pentium 4 または同等を推奨)
- 64 ビット CPU: 2 GHz Pentium 4 with x86-64 サポートまたは同等以上
注意: |
Itanium CPU はサポートされません。 |
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物理 RAM |
1 GB (2 GB を推奨)、またはオペレーティングシステムの必要に応じてそれ以上 |
ディスプレイ |
800 x 600 以上 |
ハードディスクドライブ |
ディスク容量の必要条件は、インストールするクライアントの種類、インストール先のドライブ、プログラムデータファイルの保存先によって異なります。プログラムデータフォルダは通常、システムドライブのデフォルトの場所 (C:\ProgramData) に配置されています。 選択したインストールドライブに関係なく、システムドライブには利用可能なディスク容量が常に必要です。 ハードディスクドライブのシステム必要条件:
注意: |
必要なディスク空き領域は NTFS ファイルシステムに基づきます。コンテンツの更新とログ用の追加の空き容量も必要です。 |
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システムドライブにインストールする場合に Symantec Endpoint Protection for Windows クライアントで必要なハードディスクドライブの空き容量のシステム必要条件
クライアントの種類 |
要件 |
標準 |
システムドライブ上にプログラムデータフォルダが置かれている場合:
代替ドライブ上にプログラムデータフォルダが置かれている場合:
- システムドライブ: 180 MB
- 代替インストールドライブ: 350 MB
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Embedded/VDI |
システムドライブ上にプログラムデータフォルダが置かれている場合:
代替ドライブ上にプログラムデータフォルダが置かれている場合:
- システムドライブ: 180 MB
- 代替インストールドライブ: 200 MB
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ダークネットワーク |
システムドライブ上にプログラムデータフォルダが置かれている場合:
代替ドライブ上にプログラムデータフォルダが置かれている場合:
- システムドライブ: 180 MB
- 代替インストールドライブ: 500 MB
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* インストール中は、さらに 135 MB が必要です。
代替ドライブにインストールする場合に Symantec Endpoint Protection for Windows クライアントで必要なハードディスクドライブの空き容量のシステム要件
クライアントの種類 |
要件 |
標準 |
システムドライブ上にプログラムデータフォルダが置かれている場合:
- システムドライブ: 380 MB
- 代替インストールドライブ: 15 MB*
代替ドライブ上にプログラムデータフォルダが置かれている場合:**
- システムドライブ: 30 MB
- プログラムデータドライブ: 350 MB
- 代替インストールドライブ: 150 MB
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Embedded/VDI |
システムドライブ上にプログラムデータフォルダが置かれている場合:
- システムドライブ: 230 MB
- 代替インストールドライブ: 15 MB*
代替ドライブ上にプログラムデータフォルダが置かれている場合:**
- システムドライブ: 30 MB
- プログラムデータドライブ: 200 MB
- 代替インストールドライブ: 150 MB
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ダークネットワーク |
システムドライブ上にプログラムデータフォルダが置かれている場合:
- システムドライブ: 530 MB
- 代替インストールドライブ: 15 MB*
代替ドライブ上にプログラムデータフォルダが置かれている場合:**
- システムドライブ: 30 MB
- プログラムデータドライブ: 500 MB
- 代替インストールドライブ: 150 MB
|
* インストール中は、さらに 135 MB が必要です。
** プログラムデータフォルダが代替インストールドライブと同じである場合は、プログラムデータドライブに 15 MB を加算して合計を算出します。ただし、インストール中は、完全に利用可能な 150 MB の容量が代替インストールドライブ上に必要になります。
Symantec Endpoint Protection for Windows Embedded クライアントのシステム要件
コンポーネント |
要件 |
CPU |
1 GHz Intel Pentium |
物理 RAM |
256 MB |
ハードディスクドライブ |
Symantec Endpoint Protection Embedded/VDI クライアントには、次のハードディスク空き容量が必要です。
- システムドライブにインストールした場合: 245 MB
- 代替ドライブにインストールした場合: システムドライブ上に 230 MB、代替ドライブ上に 15 MB
インストール中は、さらに 135 MB が必要です。 この数字は、プログラムデータフォルダがシステムドライブ上にあると想定しています。詳細または他のクライアントタイプの必要条件については、「Symantec Endpoint Protection for Windows クライアントのシステム必要条件」を参照してください。 |
組み込みオペレーティングシステム |
- Windows Embedded Standard 7 (32 ビット、64 ビット)
- Windows Embedded POSReady 7 (32 ビット、64 ビット)
- Windows Embedded Enterprise 7 (32 ビット、64 ビット)
- Windows Embedded 8 Standard (32 ビット、64 ビット)
- Windows Embedded 8.1 Industry Pro (32 ビット、64 ビット)
- Windows Embedded 8.1 Industry Enterprise (32 ビット、64 ビット)
- Windows Embedded 8.1 Pro (32 ビット、64 ビット)
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必要な最小コンポーネント |
- フィルタマネージャ (FltMgr.sys)
- パフォーマンスデータヘルパー (pdh.dll)
- Windows インストーラーサービス
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テンプレート |
- Application Compatibility (デフォルト)
- デジタルサイネージ
- Industrial Automation
- IE、Media Player、RDP
- セットトップボックス
- Thin Client
Minimum Configuration テンプレートはサポートされていません。 Enhanced Write Filter (EWF) と Unified Write Filter (UWF) はサポートされません。推奨される書き込みフィルタは、レジストリフィルタと共にインストールされる File Based Write Filter (FBWF) です。 |
「SEP の Windows Embedded のサポートについて」を参照してください。
Symantec Endpoint Protection for Mac クライアントのシステム要件
コンポーネント |
要件 |
CPU |
64 ビットの Intel Core 2 Duo 以降 |
物理 RAM |
2 GB の RAM |
ハードディスクドライブ |
インストール時に 500 MB のハードディスク空き容量 |
ディスプレイ |
800 x 600 |
オペレーティングシステム |
Mac OS X 10.10、10.11、macOS 10.12、10.13 |
Symantec Endpoint Protection for Linux クライアントのシステム要件
コンポーネント |
要件 |
ハードウェア |
- Intel Pentium 4 (2 GHz) 以上のプロセッサ
- 1 GB の RAM
- 7 GB のハードディスク空き容量
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オペレーティングシステム |
- Amazon Linux
- CentOS 6U3 - 6U9、7 - 7U4 (32 ビットと 64 ビット)
- Debian 6.0.5 Squeeze, Debian 8 Jessie (MP2); 32ビットと64ビット
- Fedora 16、17 (32 ビットと 64 ビット)
- Oracle Linux (OEL) 6U2、6U4、6U5、7、7U1、7U2、7U3
- Red Hat Enterprise Linux Server (RHEL) 6U2 - 6U9、7 - 7U4
- SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11 SP1 - 11 SP4 (32 ビットと 64 ビット)、12、12 SP1 - SP3、 64 ビット
- SUSE Linux Enterprise Desktop (SLED) 11 SP1 - 11 SP4 (32 ビットと 64 ビット)、12 SP3、64 ビット
- Ubuntu 12.04、14.04、16.04 (32 ビットと 64 ビット)
サポート対象のオペレーティングシステムカーネルのリストについては、「Symantec Endpoint Protection でサポートされる Linux のカーネル」を参照してください。 |
グラフィカルデスクトップ環境 |
次のグラフィカルデスクトップ環境を使って Symantec Endpoint Protection for Linux クライアントを表示できます。
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その他の環境条件 |
- glibc
glibc 2.6 以前を実行するオペレーティングシステムはサポートされません。
- 64 ビットコンピュータ上の i686 ベースの依存パッケージ
Linux クライアントの実行可能ファイルの多くは 32 ビットプログラムです。64 ビットのコンピュータでは、Linux クライアントをインストールする前に i686 ベースの依存パッケージをインストールする必要があります。i686 ベース依存パッケージをインストールしていない場合は、次のコマンドラインを使ってインストールできます。 これらをインストールするには、スーパーユーザーの権限が必要です。スーパーユーザー権限は次のsudoコマンドで指定します。 Red Hat ベースの配布の場合: sudo yum install glibc.i686 libgcc.i686 libX11.i686 Debian ベースの配布の場合: sudo apt-get install ia32-libs Ubuntu ベースの配布の場合: sudo apt-get install libx11-6: i386 libgcc1 :i386 libc6:i386
- net-tools または iproute2
Symantec Endpoint Protection は、コンピュータの既存のインストール内容に応じて、これらの 2 つのツールのうちのいずれかを使います。
- 開発ツール
Auto-Protect カーネルモジュールの自動コンパイルおよび手動コンパイルを行うには、特定の開発ツールをインストールする必要があります。これらの開発ツールには gcc とカーネルのソースファイルとヘッダーファイルが含まれています。インストールする内容と、特定の Linux バージョン用のインストール方法の詳細については、Symantec Endpoint Protection for Linux の Auto-Protect カーネルモジュールを手動でコンパイルする方法 を参照してください。
- inode64 属性が含まれる XFS ファイルシステムはサポートされません。
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